わたしは「女性とは」とか「男性とは」などと述べる趣向も知識も持ち合わせていないので,なんとなくの話しかできないのだけど。女性の方がネットを使いこなす能力は高いのではないかと思うことがある。
quote:コンピュータ科学者で政府へのアドバイザー,英国コンピュータ協会の会長でもあるウェンディ・ホール氏にインタビューした。彼女はITの現場になぜ女性がほとんどいないか,それを解決するためになにを行うべきかについて話した。過去の電子機器科学の現場では女性も男性と同じ割り合いでいたが,80年代中期にパソコンが導入されてから状況は一変した。だが10年前にインターネットが一般的でなかったことからいまの変化を示し,これからの10年に変化がないと思う理由はないと述べる。産業界は変化に向かっており,そこが若い女性の挑戦の場となるだろうとした。
世の中には女性と男性をわけて考えること自体嫌いな人も多いようだが,自然と違いは浮かび上がる。ネットで目にするのは男ばかりだというのも,そのひとつかもしれない。とりあえずその理屈で話を進める。男性がしなくて女性がすることのひとつに化粧がある。着飾るというのも,女性の行為を示す場合が多い。そのふたつはともに自己の演出という意味合いを持つ。その点でネットワークは,自分を1から作り,表すことができる場所として有用であり,とっておきの場所であろう。いままでの人生や,みた目を気にせず,好きな自分を作る,それは,男性よりも女性の方が得意だろう。
携帯電話のメールを送ってくるのはなぜ女の子が多いのだろう。人と連絡をとる,接続する,という行為に男女差はなさそうな気もするが,だが,そこに運命を感じるか,ただの偶然の連続,または大きな意味のないことの繰り返しととらえるかは大きな違いだ。そして運命として受け取る生き方の方が楽しい。そこで思い出すのは,赤い糸,という思考だ。小指と小指を結ぶ赤い糸。赤い糸の思考を思いついたのは女性なんぢゃないかといつも思っている(男がそんなことを思えるとは考えられないだけだが)。そして一概に云いきるのは間違いという人もいるだろうが,その考えを深めるのに向いているのも女性と思う。…だから,ネットワークでの女性はより,生きて,いるようにみえる。それらから,男などよりもよほど向いていると考えたいのだけど,それはちょっと強引かな。
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